興津川は、静岡市清水区と山梨県との県境の田代峠からいくつかの支川を合わせながら、駿河湾へ注いでいます。総延長は52㎞、流域面積は約120k㎡です。川が短いわりに勾配が急なため大雨が降るとすぐに水が増えますが、水がひくのが早いというのが特長です。興津川流域の約68%は森林で、その他はみかん畑や茶畑が見られます。特に両河内地区のお茶、竹の子、わさびは味が良いことで全国的にも有名です。
興津川は昔、蒲田川ともいい、川沿いに住んでいる人々の飲料水、農業用水、筏で木材・竹材を運搬、水車で米や麦の精白などが行われ、生活になくてはならない川でした。古く奈良時代ではアユやノリがたくさん採れ、珍重されていたということです。また徳川時代にきれいな水を利用して作られた駿河半紙は幕府が使う紙として役立たれていました。昭和7年からは水道用水として重要な役割を果たしています。
アユはもちろんのこと、たくさんの魚が見られます。夏のイベント「川のセミナー」でも水生生物の採取や観察を行っています。
水生生物:アユ、アユカケ、ハヤ、ハゼ、カニ、シマドジョウ、ヨシノボリ等水生昆虫:ヘビトンボ、カゲロウ、エビ等
野鳥(森林):キジ、ヤマドリ、フクロウ、シジュウカラ、ウグイス、ヒヨドリ等
野鳥(川辺):ヤマセミ、カワセミ等
野鳥(村落):トビ、ムクドリ、モズ等